それでも

私は仕事が好きだ。

なるべく、ふざけない同僚が多いとこがいい。

なるべく、あきらめてない先輩がいるとこがいい。

仕事となると、真面目に必死で頑張りたくなる。一瞬も無駄にしたく無いのだ。

これは、まだDVDレンタルが当たり前の時代に
人々が10枚20枚を選んでレジに行列を作り続けた金曜日の夜に、1つ1つコードを手で入力して、レジ内のお金の引き出しが、

ばわん!?

と、私の胃の前に飛び出していたあの夜だって必死だった。

そして、銀行の窓口で税金の振込用紙と保険料の払込用紙と出金の伝票と入金の伝票と、
そして、払込票の確認と、払込確認の印鑑を忘れないことを、一度に考えていたあの日もだ。


そして、わたしはわたしなりに、資格をとることより難しい職場を選んで実践を積むことで
いま、最高価格の時給で働けている。

富豪ご子息向け塾受付だ。

過去1 楽である。

ソワソワするのだ。
時給が高くなればなるほど、仕事は楽になり
なぞの空気感があるだけだ。

この謎の空気圧について考えたい。